以前に増してブログを楽しみにしていますと嬉しいお言葉をいただく機会が増えました。私の中では過去に一度書いたような内容とあまり被らないように気をつけてはいたのですが、同じ内容でもいいか、なんならこれだけの情報化社会の中で、本当に大切なことを伝え続けても伝わらないことも多いので何回でも同じこと書けばいいか!と最近考えが変わりました。
なんか堀口さん、歳のせいか同じことばっかり言うなぁ、と思わないでくださいね!

最近の現場の様子。外壁の下地が終わった時の様子です。黒いシートで覆われていますが、ウルト社のウートップハイムシールドという透湿防水シート、防水テープも同社のユラソールテープという、日本のメーカーとは全く性能レベルの異なるテープを使っています。
公式性能として80年相当の耐久試験を行なっており、非常に破れにくく、紫外線耐久も日本のシートとは天と地ほどの性能差があります。
昔からこのシートを使っているわけではないのですが、ここ数年の家づくりでは標準仕様になりました。それは断熱の性能や、耐震性能が良くなって、デザインもスッキリして、もっと良くするためにはあと何を変えればいいのか、何が足りていないのかを考えたときに、ビニールクロスの使用制限とこの外部の透湿防水シート、屋根防水のルーフィングを変えれば、本当の意味で新しいスタート位置に立てると思ったから。その始まりが三年くらい前。変えていく勇気が必要でした。建築費が上がるから。
逆に言えば、これより良い素材への変更は意味のないも、また他の部分においても素材自体の耐久性や品質で考えればもう変えようがないくらいのところまで来た、というのが今の仕様になっています。
他の建築会社と比較される方も多いですが、そもそも使っているものや考え方から違うので、丸庄建設はなんかわからないけど高い、で終わることも。でもそれはそれでいいと思っています。わからないことにお金を使うのではなく、ちゃんと知ってほしい。
本当に良いものを、当たり前に施工することの大切さは、家づくりにこだわる人がいろいろなものにこだわっていく中で最後にたどり着く境地みたいなものかと思うのです。
なかなか全ての人に受け入れてもらえるものではないと思いますし、それになんの意味があるのかは人によって様々。私は家が好きなので、単純に家を大切にしたいし中身までこだわりたいと思うだけなのです。ある意味建築ヲタク。建築スケベ(笑)
素材が良くなると、次はどうなるかというと、いかに丁寧に扱えるかに情熱が向くのです。また改めて記事にしたいと思いますが、その他の素材のことやこだわりも書いていこうかなと思います。
監督の鵜飼もかなりの建築ガチ勢なので、現場の職人がマジっすかと、若干引き気味になるくらいの拘り屋さんです。丸庄建設ではそれが普通なのですが、世の中の普通とは全く違ったり。
その辺り、調べてもなかなかわからないことが多いと思うので、世の中の普通がなぜ普通なのかはまたどこかで記事にします。
この調子だといつの更新になるか心配になるので、3月中に次の更新をしたい、、いや、します!