この家ではウレタン断熱を採用しています。施工精度のばらつきが少ないことや、細かな隙間も確実に断熱できることもメリットの一つです。

壁はほとんど壁厚いっぱいに、屋根は最低160mm~厚いところでは200mmくらいです。そして最後に細かな隙間を私が目を凝らして確認します。怪しげなところはちぎって確認して補修します。

どの断熱材でも同じことですが、表面はしっかり施工されていても壁の裏側にしっかり断熱材が充填されているかは確認することができません。

ウレタンは壁に吹き付ける事で発砲するので壁裏の隙間はできにくいのですが、天井の下地を先行して作っておかないといけないため、その下地周りの吹付がしにくいところは隙間ができやすいです。

ですので、一通り施工が終わったら断熱屋さんと一緒に確認して回ります。この作業が重要で、しっかり脚立に乗って確認しないと、見上げた時の死角で断熱ができていないところが結構あります。

ですのでウレタンだから大丈夫とか、グラスウールだから、とかそういったことが重要なのではなく、断熱材を隙間なく連続させることが最も重要なことになります。

断熱性能はウレタンでもグラスウールでもそんなに変わりはないので、断熱性能を上げるためにはやはり窓が重要です。窓は最も熱損失が大きいので、ワンランク上のグレードにするだけでもUA値はかなり変わってきます。

丸庄建設の建物のUA値は0.45~0.5くらいの間ですが、このあたりまでくるとかなり快適な住空間になってきます。

今回は木製サッシで、面積もかなり大きいので熱損失は大きいと思いますが、日射を遮る工夫もされているので快適な空間になると思います。

そしてついに木製サッシ部のFIXガラスが入りましたので、またご報告します!