揖斐郡にて建築中の20坪の平家。

決して大きいとは言えないけど、回遊性と無駄のない間取り、視線の抜けなどを意識しながら設計することで、数字以上に感じるものがあります。

本日、天然粘土塗装も終わり、来週には4.5mのサッシ幅に合わせて雪見障子も入ります。まだ入っていないけど、引き分けの枠だけでも6.5m以上ありますので既に圧巻。

窓の外には建て替え前の庭もそのまま残っており、暮らしの中に潤いを与えてくれます。

そして毎度のことながら窓周りを綺麗に設計することで、普通の景色が特別に感じられる、普通の空間なんだけどちょっと普通じゃなく感じられる、そんな設計を心がけています。

こういった詳細図はほとんどの工務店やHMでは描きません。でも丸庄では美しい窓辺こそが暮らしの質を左右するという設計作法を大切にしているため、既製品であろうと、いかに美しく見えるかにこだわっています。


大きなデザインの違いなど、この情報化社会の中ではもう無いに等しいです。そんな中でもキラリとひかるものがあるとすれば、細部への拘りなのではないかと思っています。

素材の使い方や見せ方、納め方が綺麗になると、空気感が変わってきます。本物にこだわる人にこそ、この空気感を感じてもらいたいと思います。

もうすぐ内覧会も予定していますので、お楽しみに。