最近は朝晩冷え込むようになってきましたが、我が家では大きな窓のおかげで朝晩とも半袖短パンで過ごせています。これも冬型住宅のメリットです。

今日は久しぶりに現場の様子をご紹介。

丸庄建設では恒例となってきた吹き抜けの大型ガラス搬入。今回は80kgもないのと、人手がかなり集まったので割と軽く?感じました。サッシ屋さんも新しいスタッフが増えとても心強いです!

岐阜市の現場ではサッシ搬入が終わりいよいよ家らしくなってきました。↓

吹き抜けがあるメリット、吹き抜けに大きな窓があるメリットは、日射取得とその熱の循環をさせるためですが、難しいことは置いておいて、それだけで気持ちがいいし、心地が良い。

窓に拘ることは、家づくりにおいて最も重要だと考えています。それは性能云々としてではなくて。

我々の生活において、基本的には家の中なので内に閉じる暮らしが基本となるところに、唯一、外を意識するのが窓であり、その窓からの景色を生かすも殺すもお施主様の考えと、設計者のアイデア次第で、同じ間取りであっても窓の拘りによってその暮らしは全く違うものになります。

少し前に私の自宅の庭の改修について書いたブログで少し触れましたが、普段の生活の中で意識する場所が多ければ多いほど、その暮らしは豊かになると思います。

家の中だけに拘るとその暮らし方や豊かさには限界があります。

そこに窓から見える景色や、窓からつながる外の空間が広がれば、感じるものも四季によって違うでしょうし、日々の天気によっても室内の明るさや雰囲気までも変わってきます。

家において窓は特別なパーツだと思います。

そして大垣の現場↓

東西に敷地が長く、南にはすぐに隣家が建ち、1階からは日射や景色は取り込めない敷地条件の厳しさ。

2階にリビングを配置して、さらに南の窓は、隣家の屋根の上になるまで上げて、自分だけの空を眺められる特別な窓を設計しました。また2階でも植栽を感じられるように、中庭に5m程の山採りのアオダモを植栽し、季節を感じるリビングを計画しました。

住宅密集地でも、敷地条件が悪くても、南に3階建てが建っていたとしても、窓から見える景色や、窓からつながる外の空間に拘ることはできます。それはお施主様のこだわりの意識が「そうあってほしい」と願っていなければ実現できません。

だから、どんな敷地条件・周辺環境であろうとも、この窓からの景色というのは、望めばどうにか手に入れることができるものであり、決して諦めてほしくないものだと思っています。

そのために敷地に拘り、日当たりいい土地がなかなか見つからず、家づくりが進まないという方も決して少なくありません。しかし日当たりのいい土地でなければ、日当たりのいい家にならないわけでもないのです。

だからこそ、窓にとことん拘って、豊かな暮らしを手に入れてほしいと願っています。