ここしばらく、家に帰ってから丸庄建設の家づくりの特徴を一言で表せられるコンセプトの「言語化」に取り組んでいます。人の想いほど抽象的なものはないかもしれません。私の想いもどんなにここで語ろうが、結局何が言いたいの?と自分でもよく分からなくなったりします。

だからこそ、言語化して、家を建てるみなさんと想いを共有したいですし、仲間にもわかりやすく想いを伝える手段として言語化に取り組んでいます。


さて、全く話が変わりますが、家がほしいと思った時、ほとんどの方は家づくりの悩みを抱えるのではないでしょうか。悩みがある状態では本格的に家づくりをスタートできません。

これは家づくりに限った話ではないですが、悩みがあるというのは「答えに辿り着く方法」がわかっていない状態です。もしくは方法がない状態。

例えば、家の性能はどれくらい上げたほうがいいの?とか、長持ちさせるために何使えばいいの?とか、予算は大丈夫?とかそういった事は既に悩みではないと思います。それは調べたり考えたりできる状態にあるからです。答えに辿り着く方法があることに気がついている状態。

家って今建てた方がお得なの?値上がりが心配だけど家を建てていいのか?家づくりで何を大切に考えたら正解なのか。とか・・・答えのない問いに対して考えても、答えは出てきません。

例えば、親と同居するか、二世帯にするか、別で暮らすか、どうしたらいいですか?・・というのも、自分の中だけに答えはなく、親と家族とどう関わりたいか、どう生きたいかを双方同じ認識にしないと、うちに限らずどこの工務店でもその悩みを解決することはできません。

まずは悩みが自分だけの努力で解決できることなのか、自分の力ではコントロールできないことなのか。そこだけでもわかれば、家づくりでまずは誰に相談すべきか自ずと見えてきます。

それはほとんどの場合、夫婦となるはずです。

私が思うのは、夫婦での会話が少ないことが家づくりを難しくしている原因だと感じています。

もちろん、どこの工務店がいいのか、その良さや特徴を簡潔に表現できていない私たちにも原因はあります。だからこそわかりやすくしたい。


私は悩みは少ない方です。ですが冒頭に話した「言語化」について、取り組み始めは「何が分からないのかが分からない状態」という、新社会人にありそうな状態になっていました。まさに悩み。答えに辿り着く方法が全く分からない状態。

それが今ではセミナーや参考書を買ったり、人と話してみたり。何かわかるかも、と①とにかく行動に移すこと、②とにかく何が分からないかを紙に書き出す、ということだけして、悩みが考えに変化しました。

私の場合は自宅にホワイトボードを買って、思い付いたら風呂に入っていても飛び出して書くとか、そんなことを本当にやってましたが、なかなか整理できてよかったです。(風呂から飛び出す事でなくてホワイトボードに書くことが)そして、それを人に見てもらう。

アナログで単純ですが、悩みは書き出すといいですね。