01

長期維持

丸庄の姿勢

長期維持は家にとって最も重要なことの一つ。

その上で、大切に考えなければいけないのは、外壁や屋根の下地。外壁の奥の防水層はメンテナンスは容易ではありません。長期に渡り安心安全に住まうため、目に見えないところにこそ目を光らせ設計と施工を行なっています。

家の寿命はここで決まる

丸庄で使用する防水層は最低でも80年以上の耐久試験をクリアしたドイツ製のものを使用しています。先進国ドイツでは家の寿命が日本とは比べ物にならないほど長く、そんなドイツでも使用されている透湿防水シートを使用しています。防水テープも時間が経つと粘着層が硬化し高い接着力を発揮する同社の専用テープを採用しています。

屋根の防水には一般的なルーフィングではなく、海底ケーブルで海水の侵入を防ぐためにも採用されている特殊ポリマー製のシートを採用することで、長期にわたり止め付け時の釘穴などからの漏水を1/10程度まで減少させます。また重量も軽く、構造に負担をかけにくいのも特徴です。

そもそも薬剤に頼らない家づくり

土台・大引きの床を構成する部材、柱・間柱・窓台・筋交い・外部胴縁の壁を構成する部材は全てヒノキを使用しています。ヒノキは耐久性が特に高い樹種として長期優良住宅の基準でも定められています。またこれら全ての部材をヒノキとした場合のみ防腐防蟻処理(シロアリの薬)を使わなくても良いことになっています。薬剤は一般的な透湿防水シートをを著しく劣化させます。もちろん丸庄のシートは薬剤が付着しても劣化しないものですし、そもそも薬剤は使いません。

薬剤がなくとも指定の部材を使うことで35年のシロアリ保証に対応しています。
丸庄の家づくりは薬剤に頼るのではなく、仕組みで耐久性を高めています。

骨格も一味違う

丸庄が一番大切にしている事。それは工事現場で設計強度を確実に実現する事。木造住宅では釘やビスが何万本と使われます。特に構造部材の接合部は数百本とビスが使われます。どんな熟練の職人でもミスなく施工する事は不可能です。また、検査する時も釘の打ち損じやビスの空回りといったミスはチェックする事さえできません。

丸庄ではドリフトピン工法というビスを使わない構造を採用しており、この工法はドリフトピンさえ金づちで打ち込めば、熟練の職人でも素人でも必ず構造計算通りの結果になる工法でもあります。そしてピンが入っているか、入っていないか、それだけをチェックすれば施工ミスは100%無い構造が出来上がるのです。

職人の技術も確かに大切です。しかし、人であるが故にミスを起こさないことは不可能と考えます。技術ではなく、仕組みで解決するのが丸庄の考え方です。

基礎を見れば工務店の技術力がわかる。

基礎は継ぎ目のない一体打ち工法を採用しています。

一般的なベタ基礎は、ベースと立ち上がり部分は分けて施工します。分けて施工するのが日本の基礎のスタンダードです。しかし継ぎ目があることで水やシロアリの侵入経路になることもあります。長期維持を支える基礎だからこそ、リスクのない構造を採用するのは丸庄のスタンダードです。