「用即美(ようそくび)」とは、「用(使うこと)こそが美である」という意味の言葉です。
詩家では、空間をどう飾るかではなく、どう暮らし、どう動き、どう整っていくかを大切にしています。
美しさは、ふるまいの中にある。
そう信じて、日々の設計を重ねています。



日常の中のふるまい
帰ってきて靴を脱ぎ、上着をかけ、鍵を置き、手を洗う。
洗濯をして、干して、畳んで、しまう。
照明を落とし、椅子を整え、一日を終える。
どれも、誰もが繰り返す日常の動きです。
でも、こうした何気ない所作が自然に流れているとき、家は不思議と、静かに整って見えてきます。
ふるまいから始まる設計
詩家では、そんな日々の動きに、空間をそっと沿わせるように設計しています。
どこに立ち、どこで手が止まり、何をどこへ置くか――
そうした無意識のふるまいから、設計をはじめます。




使うことが、そのまま美しさになる設計
だから、意識しなくても片づく。
がんばらなくても、暮らしが整っていく。
それが詩家の「用即美」。
暮らすことそのものが、静かな美しさへとつながっていく設計です。

