もう何度も木製サッシの魅力をここで書いていますが、何度でも書きます。
木製サッシがすごくいい。

とにかく素敵。その一言に尽きます。

丸庄建設が使う木製サッシは完全オリジナルの造作サッシです。
一般的にはヘーベシーベと言われる構造の既製品木製サッシが使われます。それは断熱数値化、気密性の確保、動作性、などを総合して現代の家づくりに必要な性能が簡単に手に入るから。

それには及ばないかもしれない、しかし現場制作で作り続けてきました。
理由はいくつかありますが、一番はやはり価格でしょうか。

通常の既製品木製サッシは製品代と同じくらい運賃がかかるので、一般的な引き違いの掃き出し窓でも50万以上かかります。丸庄ではそれを現場で作ることでその倍以上の大きさの窓をそれ以下の金額で実現してきました。

断熱、気密性は正直、既製品と肩を並べると言って良いでしょう。
動作の重さを多少感じますが、樹脂サッシとほぼ同等の重さです。
これをもう少しだけ軽くできると考えていますので、今後は重量感もさらに改善していくと思います。

先日、全館空調ソレアの紹介動画を撮影して、サーモカメラの映像があったので、それを使って少し造作木製サッシの性能について深掘りしてみます。

今回の木製サッシは両サイドがFIX、中央2枚が引き分けでFIXの方へそれぞれ移動する形状となります。

FIXはトリプルガラス、中央の引き分け部はペアガラスとなります。
稼働部もトリプルガラスにできますが、かなりのゴツさと重さになるので、注意が必要です。

下はサーモカメラ画像です。
トリプルガラス面は室内の床や壁の27度に近いですが、ペアガラスの樹脂スペーサー部分に冷えが見られるのと、ガラス面の温度もここには出ていないですが、トリプルに比べるとペアの方が1〜1.5℃ほど低くなっています。

他の部屋の樹脂サッシ樹脂部がは25℃くらいでしたが、木製の框部分も25℃前後でしょうか。
決して性能が劣ることはありません。この建物の気密性は完成時の測定で0.19cm2/m2ですので、木製サッシ部からの漏気はほぼ無いと考えて良いでしょう。

↓樹脂サッシ

サーモカメラで見ると樹脂サッシと同等かそれ以上であることはわかりますが、数値上は造作木製サッシは一昔前くらいの数値しか使えません・・・。数値に囚われるか、体感を優先するか。
議論するまでもないですね。


木サッシガラス構成はペア、トリプルともLow-Eのクリア(日射取得型)を基本的に採用します。

樹脂サッシは全てトリプル、ダブルLow-Eのグリーン(日射遮蔽型)となります。

日中は日射取得で室温がかなり上がるので、送風運転に切り替えないと汗だくになるほど。

この日中の日射取得熱を木繊維断熱が溜め込みますので、エアコンの設定温度が23℃で、夜でもこのサーモカメラ画像のように設定温度以上になります。

今回はエアコンを回してまだ2日だったので、家全体がまだ100%の温熱環境ではないため、多少部屋の隅が冷えているように見えますが、それでも設定温度くらいにはなっているので今後はもう少し均一に安定すると思います。

見学会までにはお庭も完成すると思いますので、この窓から見える景色も整ってきます。

丸庄建設では窓から見える景色を大切に設計しています。
そうなると窓自体がどう見えるかも大切になる。
その結果、木製サッシという選択が出てくる、ごく自然な発想です。


性能は大前提として、この素材感、窓から見える景色を設計するという丸庄独自の設計思想を是非体感してみていただけたらと思います。

2026年1月24日(土)~2026年2月1日(日)
結美(むすび)完成見学会