家づくりの全ての場合で既製品をどこかに使用します。それはサッシや住宅設備、コンセントや照明器具なども含まれます。
素材で言えば、フロアタイル、ビニールクロス、フロアー合板なども使うこともあるでしょう。

丸庄建設では、既製品を悪者扱いするのでなく、うまく本物の素材に溶け込ませて使うことで、存在感をなくし、空間としての質を高める設計をしています。

たとえば、既製品の照明でも真鍮のように見える素材。これはアルミの本体に真鍮色のメッキをしているだけ。

空間にこの照明が設置された時に溶け込むかどうかがとても大切です。

溶け込むこませることで主張をなくし、存在感を消すことで「違和感」を感じさせなくします。

それが心地よさにつながっていくのだと思います。

サッシや、コンセントも同じです。なくすことはできないし、既製品を使わない選択もできない。だったらそれらをどう使い、どう見せるかがとても重要。

今回の「結美(むすび)」と言うお家は、本物の素材を基本素材としています。本物って何?ってなりますが、要は自然界に存在しうる素材、もしくは地球に還ることができる素材、と言い換えてもいいかもしれません。

もちろん接着剤や合板類も全く使わないと言うのも今の家づくりでは難しいものがありますので、完全な本物の素材だけでつくると言うのは基本的にはできませんが、私が思うのは、焼却・リサイクルが可能かどうか、また容易に分別できるかを一つの判断軸として選定しています。

以前にも書いたかもしれませんが、マイクロプラスチックの問題はペットボトルやビニール袋だけでなく、住宅の人工芝でも問題になってきています。住宅は使用量が多いので一つの選択で相当のマイクロプラスチックを発生させてしまいます。

例えば欲しい土地に家が建っていれば解体が必要です。そこで分別不能な材料が使われていたら、焼却できない素材が使われていたら、劣化してマイクロプラスチック化したものが庭の土に混ざっていたら。それらを処分するのは次の世代です。次の世代に負担を先送りにしていく選択を、私はしたくありません。

私たちは私たちがそれで満足する家づくりをしていい訳ではなく、子供たちが未来に困らない選択をしていかないといけません。

少し話が飛躍しすぎましたが、素材選定において、私たち都合の選択ではなく、未来でそれが当たり前になる選択をしたいと思っています。もちろん綺麗事だけではありません。単純に冒頭で書いたように心地よさを追求したいと言う私のこだわりももちろんあります。

でも今の選択の先に、困る人たちが一人でも減る未来があれば、一人一人ができる社会貢献なのだと思います。私はそんな社会貢献をしたいと考えています。


このお家の見学会を1/24〜2/1まで開催します。
他とは一味違う家づくりがここにあります。

ぜひご体感いただければと思います。