最近の住宅は床下地に「剛床」とう24mmか28mmの合板を張るので床のたわみは昔の建物に比べると少ないですがゼロではありません。そうすると床に荷重がかかったときに「ギィギィ」と床がなる場合があります。その床鳴りの一番の原因は配管周りです。
排水管は床下で固定されているので下がらないため、床に荷重がかかり床がたわんだ際に排水管と床が接触しているところが擦れて音が鳴ります。
排水管の穴は多少大きく空いているくらいでないと、何十年後かに床鳴りに悩まされます。


今回の現場は築30年近く。洗面所の床合板12mm一枚の上にクッションフロアーでしたのたわみ量が多く、排水管と床が接触していることが床鳴りの原因でした。排水管周りの開口を広げて接触しないようにしたら音はなくなりました。念のため下地の根太間隔300mmピッチだったものを間に補強根太を入れて150mmピッチに、床合板も張り替え、クッションフロアーも模様替えで綺麗になりました。

新築の場合でも、キッチンや洗面所の排水管が床合板・床仕上げ材と接触していないか気をつけないといけません。