先日、構造見学会を開催させて頂いた現場では2階の外壁面気密工事が完了しました。

フィルムにほとんどシワもなく、パンパンに断熱材が入っています。いいテカリ具合です!フィルムは横に貼っていて、外周面を切れることなく一周しています。ジョイントが一か所なんです!しわなく貼るのは結構難しいんですよ!大工さんさすがです。

このフィルムもとても特殊なフィルムで、夏型結露を抑えるかなり高性能なフィルムです。(かなり高額です・・)

先日の見学会の時はもう少しシワがあったりパイプ周りの処理も済んでいませんでしたが、全てチェックしてOKでしたので、これから石膏ボードで押さえていきます。


換気やエアコンのパイプ周りはシリコンでパイプ径にフィットする部材を使って。コンセント周りは「豆腐パック」(豆腐パックのような樹脂製電気ボックスカバー)を使って気密を取っていきます。
どんなにしっかりしても換気で負圧になればいたるところから空気が漏れます。

構造見学会でもお話ししたのですが、ドリフトピン構法は実は気密が取りにくい構法でもあります。在来工法と違って柱と梁の接合部は大きな隙間があります。ですので、在来工法よりも気密処理が複雑で手間がかかります。

窓の細い隙間もしっかり塞いでいきます。


あと、特にご指示がなければ省令準耐火構造が標準になるので、天井より上の小屋壁にも防火用のグラスウールを入れて石膏ボードも張ります。こちらは気密は関係ない小屋裏ですので、耳付きの安いグラスウールです。


構造見学いけなかった~!
見逃した~!

って方がいらっしゃれば、今週末までなら見学可能です!是非ご連絡ください!