今日も構造のソフトとにらめっこしておりました。
最近、構造計算と地震動シミュレーションをひたすらやってます。少し計算結果で納得いかないところがあり、条件を変えたり、耐力壁の配置を変えたり、制振ダンパーを付けてシミュレーションしてみたり・・と色々検証したところ、全部結果が同じ!!
なんでや!と悩んでいましたが、ソフトの仕様であると判断しました。
色々検証しまくってまた少し構造に詳しくなれた気がします。
検証の中でやはり制振ダンパーがなくともかなり複数回の震度7に耐えられる仕様であることを再確認できたのと、制振ダンパーをつけるならこれしかない、というものを発見したり、悩んだ分だけ勉強できました。
耐震等級3と言っても、その全てが震度7に耐えられるかは分かりません。
それは建築基準法が最低限の基準で作られているため、その1.5倍でもそれほど頑丈な家にはならないと言えます。私の戯言ではなく、倒壊シミュレーションをやるとそういう結果になります。
丸庄建設では倒壊シミュレーションを全棟で実施しています。
これから建てる家が阪神淡路大震災や熊本地震のような地震でどれくらい損傷するかをあらかじめ把握できます。
そしてシミュレーションする事によって更なる利点があります。
それは実際に震度6や7の地震が来た際に、倒壊はしなかったけど、損傷具合がどうなのかを調べる際にもとても役に立ちます。シミュレーションでは家のどこの壁がどれほどのダメージを受けるかを把握できます。
実際に地震がくると、地震波が気象庁から発表されます。そのデータを元にシミュレーションすることで、その時起こった地震で家のどこがダメージを受けたのかを、かなり正確に把握することが可能になると予測できます。
つまり、修繕費や修繕日数も必要最低限で済むと言うこと。早期復旧は次の余震や本震への備えにもなります。
一口に耐震等級3と言ってもピンキリです。耐震等級3ギリギリクリアした建物も、もっと強くても耐震等級は3が最高です。
耐震等級3で満足するのではなく、シミュレーションを活用した耐震性能の見える化で、本当に安心できる耐震住宅を建てて頂きたいなと思います。
岐阜で次世代耐震等級3と高気密高断熱の注文住宅はぜひ丸庄建設にお任せください♪