かなりブログをサボっているうちに9月から69期、既に9月20日。時間が過ぎるのが早すぎます。ちょうど1年くらい前は時間が経つのがゆっくりだと感じていました。刺激の量で時間の感じ方は変わります。今はどちらかというと一年前に刺激を受けたことを、コツコツと実行しています。

一棟建てさせていただくのに、最初のお問合せから数えれば引き渡しまで1年半です。土地から探される方は2年以上のお付き合いとなります。私たちの行動や思考がどうであったかを判断するまでに最低でも1年以上かかります。その間にもさまざまな情報が出ては消え、他の方とも接する機会も多くその全ての方にほぼ同じ事を伝えていく中でも、どこかで訪れる仕様の変更であったり、新しい技術を取り入れること、また価格高騰の影響をご案内するタイミングなどで、適正な提供価格と適正な利益率で会社を運営できているかの答え合わせもこの時期になります。

決算書自体はまだもう少し仕上げるまでには時間がかかると思いますが、前期は過去最高売り上げとなり、今季も既に目標売り上げ到達しました。これも丸庄建設を選んでくださった皆様のおかげであり、丁寧な仕事をして下さる職人の皆様、スタッフのおかげでもあります。この場をお借りしてお礼を申しげます。


さて前期は大きな変化はなかったものの、コツコツ準備したものがいくつか。

その一つがブランディング。
ちょっといろいろあってリリースが遅れていますが、今季は丸庄建設のロゴも変わります。もちろんHPもです。提供する家自体が変わるわけではないですが、今までの考えや想い、提供価値を明文化・言語化して、もっとわかりやすく、本当に欲しい人に届くような、そういった経営を始めます。

もう一つは、家の性能が岐阜県内でもトップクラスと言っていいほどの性能にまで進化したこと。これは単純に断熱とか気密とかそう言ったことでなく、耐久性や維持管理性と言ったところで本当の意味でのメンテナンス回数を極限まで減らせる家づくりをしています。これは弊社の勝手な戯言ではなく、第三者保証機関と話をする機会があり、全国の実情などと弊社仕様を照らし合わせをしたところ、ここまでやっている会社はほとんどないとのことでした。

そしてもう一つ、見積もりの原価表示。これに関してはやり始めてから3年が経つわけですが、早く建築業界がそうなれば良いのにと今でも思います。これをやらずして良い家など建つはずがないのです。物の価格と価値のバランスは常に提供者が決定権を持っています。この建築業界というのは、あたかも価値があるように見せかけて価格を住宅提供者がコントロールしています。売りたい材料は安く、サッシや住宅設備はなくすことができないから、多くの利益を乗せて提供しています。本当の価格を知れば、家づくりはもっと自由になります。

その他にも社内ポータルサイトの発足、顧客管理システム構築(もちろん私が)、それに紐づく業務のリマインダー構築、見積り管理システム構築などなど、DX化も前期後半で一気に進みました。これがブランディングリリースが遅れた理由です。。


そして今季。

いろいろありますが、ブランディングは当然として。

第一種換気
私が思うデメリットをほぼ全て解消した仕組みを考案しました。そしてそれが実現するお家が来年早々に着工します。(このブログでおそらく第一種換気について一度も触れてこなかったですが、解決策がなかったので記事にしたところで意味のないものになってしまうため書けずにいたのですが、次回ようやく一種換気について私の考えを話してみたいと思います。)

30年、または35年ノーメンテで瑕疵保証を付ける取り組み
30年ノーメンテ保証は日本で現在一社、35年であれば日本初。できれば35年の保証を取りたい。
巷で言われる30年保証・60年保証はノーメンテでの保証は10年〜最長20年が限度です。逆に言えば60年まで保証を受けたければ数百万かけて塗装やコーキングをやりかえないと保証は20年で切れます。その後は10年おきに必要に応じて。こういったところが建築業界の闇ですね。
丸庄建設ではそもそも表面の劣化は防水性に影響しない造りなので、たとえ保証が切れてもそもそも雨漏れの可能性は極めて低くなるように造られています。

今まで家の性能を高めてきて、ある程度高いレベルに到達したのかと思っていたのですが、ここへきての更なる高性能化、空想ではないところまで到達できました。

今季も不易流行の経営を実践していきます。今季もどうぞよろしくお願いいたします。