雪、すごいですね。これで最後になりますように。
来週は20度近くになるみたいで、また最低気温が0度の日もあるみたいで・・
三寒四温とはまさにこの事ですね。

冬の時期から春先の花粉症シーズンはやはり家の中で洗濯物を干すことも増えます。そこで役に立つのがランドリールームという洗濯専用の部屋を設けるわけですが、最近はごく一般的な脱衣室に洗濯機を置くスタイルのご提案も増えています。

↑過去に施工したランドリールーム色々

今時ランドリールーム無し?と笑われるかもしれませんが、今日はランドリールームをなぜ必要としないのかをお話ししたいと思います。


以前建てた家のメンテナンスにお伺いした際にオーナー様からこんな事を言われました。

「ランドリールーム作ったけど、共働きだし子供も増えたから、干す場所が全足りなかった。洗濯機が壊れたから乾燥機能付きの物に変えたら、干す手間もなくなったし部屋もすっきりしてランドリールームなくても良かった。その分をもっと別の場所大きくすれば良かった。」

この話を聞いた時、目から鱗でした。

ランドリールームで一人で洗濯をせっせと頑張るよりも、家電に任せた方が家事も楽にるし部屋も散らからない。その分、子供と過ごす時間を増やしたり、時短勤務を通常勤務に変えて収入の安定化を図る。パートナーと晩酌の時間を設けるのもいいし、一人で趣味の時間を楽しむのもいい。

この方が人生得しているんじゃないか?あれ、ランドリールームっているのかな?と。


まず、ランドリールームや洗面・お風呂などの水回りを1階に設ける事を選択される方が多いのですが、1階面積が大きくなると建築費はかなり増えます。2階面積が増えるのは意外と建築費は安くすみます。

予算・敷地面積など色々制限のある中で、家事を楽にしたいという事でランドリールームを設けることで、LDKを狭くしたり、収納が減ったり。そしてランドリールームにこもって一人で家事をする。

ランドリールームって響きはいいけど、実際に住み始めてみるといいことばかりではないはずです。


確かに洗濯乾燥機に入れられない物もありますので、そういったものはどこかに干しておく必要がありますが、脱衣と洗面を分けてあげて、脱衣洗濯機室を1.5坪くらい設けてあげればそれで事足ります。

ランドリールームを設けることはダメな事ではないです。もっといい方法があるというだけ。

最近は建てた後にもらえる住宅ポイント制度も充実していて、そのポイントで最新の洗濯乾燥機もタダでGETできます。

家を建てると家事が増えます。タスク量はどこに住んでも変わらないのです。しかし自分の家で新居となると、必要以上に綺麗に保ちたくなるものです。その結果、家事に時間が取られます。

せっかく家を建てたのなら、家事をやりやすい家を建てるのではなく、そもそも家事をしなくていいように、考え方を変えれば良いのではないでしょうか?

無駄を省くと色々とシンプルになってきます。

家のことだけではなくて、これからの暮らし方を考えることが、家づくりの真の目的であるはずです。