先日、住宅を建てたいとご相談を頂き、いくつか候補の土地を見させていただいたのですが、やはりお値打ちな土地にはそれなりの理由がありますね。

最後に購入予定の土地を見てきましたが、日当たりも良く静かな環境でいい場所でした。ただ大昔から宅地だったようで、擁壁はコンクリートの柵板を杭で押さえてある昔ながらの擁壁でした。

家を擁壁ギリギリに建てるわけでは無いので柵板でも問題ないのですが、どうしても土圧に負けて隣地へ擁壁が傾いてきてしまいます。こうなると地震で崩れたり、完了検査や登記、住んでからお隣さんと揉める事もあるので、土地を買う前に不動産業者の方で責任を持って対処してもらうように助言をさせて頂きました。
もちろん工事費などは不動産業者の負担で。さらには土地の価格も少し高いような気がしたので、値引き交渉してもらうように伝えておきました。土地の価格などは路線価と言って大体は決まっています。しかし条件が悪いと安くなったりします。売主次第なところもあります。なかなか売れないから安くして売る事もあります。

土地を買う前に気をつけなければいけない事はその土地にや周辺環境によって変わります。今回は擁壁の傾きは気付かなければそのまま買っていたところです。土地を購入してから家のご相談を頂くこともありますが、土地のご相談も是非してください。必ずお役に立てると思います。