先日上棟した平家のお家。

奇を衒うデザインではなく、普遍的でバランスの良いシルエット。先日記事にしたお家もそうですが、バランスの良い家は骨組みだけでかっこいいです。

丸庄の家づくりでは小手先のデザインよりも、素材の持つ魅力や美しいシルエットにこだわっています。美しいだけでちょっと嬉しくなりますよね。

美しいといえば、名刺が新しくなりました。(自分で美しいと言っちゃう)上の家の横から見たシルエットにそっくり!もちろん意識しています!

全貌はお会いした際に!もちろん既にお渡しいている方も是非もらってください!

手漉き和紙に艶消し金箔の両面箔押し。この先10年を見据えたときにどういったものが良いか?を意識してかなり時間かけて作りました。

このロゴ、「庄」を元にデザインしているのですが、丸庄の家づくりを体現したデザインとなっています。「なだれへん」は屋根・壁を、土は梁・柱・土台を、そして土の右側は閉じていない、大きな窓を表しています。断熱や耐震、維持管理や耐久性の要になる部分を大切に、大きな窓と深い軒を大切にするという、6つの設計思想でそれらを実現する意味を込めて丸を6分割としています。

後継者の難しいところは既存の意味のないものに意味を与えるところだと思います。
継いでから10年経ちましたが、その「意味」をずっと追い求めてきました。

欲しい欲しいでは手に入らないものもと今となれば納得します。
これがいいかも、こんなふうにしたらいいと、先に与えることで私も知らず知らずに与えられていたのだと、これが感謝というものかもしれませんね。そしてそれは同時に自分への試練でもあると思います。

丸庄という名に新しい意味が込められ、それがロゴとなり、そして家となり、広まっていくといいなと思います。